バイトが始まりしばらくは何事もなく、ごく普通のバイトらしい仕事をこなしていたらしいのだが。
ある日のこと。店のマネージャーとこんな会話が交わされたのだとか。

「おい娘、今は彼氏いるのか?」「いいえ、いませんけど」
「じゃ、ヤリたくて仕方ないだろ?」「何をです?」
「何をって、決まってんだろうが」「そりゃ~相手がいればね」
ここまでの話の流れで、事態が飲み込めたという読者もおられるだろう。
「この娘の年齢は21歳で、私が見てもかなり可愛い。
こりゃ、デリバリー先の殿方が放って置かないわ、と思いましたね」
そして、その数日後。
いつものようにお客の自宅に行くように命じられた娘。
その際マネージャーさんがこう言ったそうだ。
「あそこのオジサンは大がつくお得意さんだ。失礼ないようにな」
たかがエステをするだけで失礼も何もないもんだ。
娘はそう思ったが、数分後マネージャーさんの言葉の意味を知ることになるのでした。